harpaKatzeの英語勉強ブログ

英語の小説が読みたい,雑誌や新聞も読みたい,字幕なしで映画とか楽しみたい...

年内目標の設定

今年もあと3カ月となった。去年の12月に決意した英語の勉強も,無事ここまで継続させることができた。三日坊主を常としてきた身としては,これだけでも十分に評価に値する。残り3カ月でどこまでいけるか。年内の目標を定めることにする。
 
1.単語学習
現時点で,まだ Sapiens :  A Brief History of Humankind の単語学習が完了していない。大著であるため,全部書き出してから覚えるのは効率が悪いと考え,100 語程度書き出しては,その分を覚え,それをクリアしたら,次の 100 語を書き出し,といった流れでやっている。今のところ 480 ページのうちの 216 ページまで来た。約半分である。これまでに書き出した単語数は 712 語。全部で 1000 語越えは必至と思われる。SVL12000 に限ってカウントすると,もともと知っていた単語も合わせると,Lv8 以上の単語を 2085 語程度身につけた計算になる。達成率は41.7%だ。レベル別にみると,Lv8 が最も多く,517 語完了で半分を超えた。最も少ない Lv12 では,まだ 282 語しか学んでいない。今後の方針としては,Lv8 が半数を超えたことだし,Sapiens を終えた段階で,Lv8 の残りを集中的につぶしてしまおうと思う。これで,計算上は SVL12000 の中の 10000 語程度をクリアしたことになる。そして,2018 年初めに 1 年ぶりの Test your vocab を行い,そこで語彙力 10000 語を記録することを目標としたい(2017 年 1 月の記録は 7860 語)。もちろん,Lv13 も含めて考えると,これまでに学んだ単語数を単純に 7860 語に足せば,既に 10000 語は超えているはずであるが,固有名詞やマイナー単語も含んでいるので,1 月の Test your vocab の結果を自分のオフィシャル語彙力としようと思う。その意味で,やはり SVL12000 だけで 10000 語確保しておく方が確実性が高い。
 
2.読書
これまでに 7 冊の本を読了している。単語の書き出しは全然追いついていないが,読みたい衝動にかられ,新しい本に手を出してしまう。今は,8 冊目として以下の本を読んでいるところだ。parasite つまり寄生生物がヒトを含めた動物の行動にどう関わっているかという,ちょっと怖いような,でも知っておきたいテーマを扱った本である。某書店の洋書コーナーで立ち読みして,面白そうだったので買ってみた。これを読み終えると,2017 年の積算読書ページ数が 2188 ページとなる。目標は 4000 ページ(1ページ 250 語で 100 万語の計算)なので,まだまだではあるのだが,2 度読み,3 度読みの分もカウントに入れると,(Sapiens の書出しが完了していると仮定して)積算ページ数は 3824ページとなり,目標にぐっと近づく。あと 176 ページなんとかして,4000 ページを年内目標としたい。
 
THIS IS YOUR BRAIN ON PARASITES
Kathleen McAuliffe 著 MARINER
総ページ数:223頁
 
3.文法(瞬間英作文)
「どんどん~(青本)」を使用した瞬間英作文に若干不満があることを既に述べた。自分なりの方法を模索するということで,これも前から気になっていた Murphy 本をやることにした。Essential Grammar in Use(赤本)と English Grammar in Use(青本)があり,赤本は簡単すぎるので,日本人で中高教育を受けた人であれば青本から始めることを勧めている web サイトが多い。しかし,私の狙いとしては,これで文法事項を学んだうえで,そのまま瞬間英作文をしてしまおうというものであり,瞬間英作文の極意である「簡単すぎると思われる英文から始めよ」という点を考えると,あえて赤本からスタートした方が良いのではないかと考え,現在,赤本をやっている最中である。ちなみに「どんどん~」は,中途ではあるが,トレーニング法のエッセンスは理解したので,いったん中断することにした。まだ始めて間もないので,何とも言えないが,確かに文法事項としては赤本はかなり簡単な部類に入る。中高と英語を学んだ人であれば,知っていることの復習にしかならないかもしれない。しかし,例文や演習で出てくる英文は明らかにどんどん~」よりも自然でよく練られている。また,その英文の中に,よく使われる表現が少しずつ織り込まれているので,簡単と言いつつ,学ぶべきことは多い。英文は Excel に書出し,日本語訳をつけて Anki に取り込み,瞬間英作文する。まだ効果が実感できるほどはやっていないが,単語学習が記憶のトレーニングだとすると,瞬間英作文は瞬発力のトレーニングだ。一朝一夕には身につくまい。年内目標を,文法事項の学習完了(全部で Unit 115 まである。現在 Unit 31 まで学習済み)と,瞬間英作文を,半分の Unit 60 まで行うことと設定したい。
 
以上,年内あと 3 カ月を息切れしないよう,かつ成果が表れるよう取り組んでいき,年明けに気持ちよく次の 1 年の計画を立てられるようにしたい。

9月実況報告

ここまでの状況をまとめて報告する。

 
Archaeology 3度目読了
単語学習が完了したので,確認の意味も込めてもう一度通読した。今回は速読を意識するということで,結果として2日で読み終えた。癖のある本(著者)だなと思っていたが,3度読むと,著者のメッセージが良く伝わった気がする。Sapiens 単語書き出し継続中。
 
どんどん多読?
Agatha の2冊目を読むことにした。明らかに3度読みの,特に単語書き出しのペースが追い付いていない。単語書き出しはデスクで集中する必要があるので,出先などではやりにくい。その結果,移動中などの時間つぶしとして,新しい本に手を出してしまうのだが,読書スピードが上がってきたこともあり,どんどん読めてしまう(良いことだが)。しかし,読むチャンスと意欲がありながら読まないというのもおかしな話なので,読めるだけ読む,ただし,デスクに向かえるときは地道に単語を増やしていく方針とする。
MURDER ON THE ORIENT EXPRESS
Agatha Christie 著 HARPER
総ページ数:347頁
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MURDER ON THE ORIENT EXPRESS 読了
Agatha としては2冊目,Poirot シリーズとしては初めての1冊であったが,一気に読み終えることができた。丁寧に見ると,知らない単語がたくさんあるのだろうが,そこを流し読みしてもストーリーは十分追うことができる。ペーパーバックにチャレンジする人の多くが一度は手にする一冊だろう。以前にドラマ(映画?)化されたものを見たことがあるが,原著との違い,脚色のされ方が分かって面白い。今年の12月には新作の映画が公開されるので,こちらもぜひ見てみたい。
 
瞬間英作文
「どんどん~(青本)」を使用して瞬間英作文をやってみた。基本的考え方は大いに同意できる。つまり,頭では分かっている英文法であっても,実戦で口からスムーズに出てくるかというと,なかなかそうはいかないのが現状であることから,基本文法を体に覚え込ませましょうというのがコンセプトだ。よく「英語耳をつくる」などという言い方をすることがあるが,それになぞらえると「英語口」ができるのが瞬間英作文の効果と言えよう。しかし,この青本,一つ不満がある。例文の英語が,どうもナチュラルでない気がしてならない。基本文法を身につけるため,あえてそうしているのかもしれないが,実際の会話ではほとんど出てこないような(気がする)表現,あるいは普通は短縮形でいうだろう(と私が思っている)ところが短縮形になっていない箇所が多々見られる。どうせ英語口をつくるのであれば,実際に使って違和感のない英文でトレーニングしないと,逆に変な癖がついてしまうと思うのだが,いかがなものか。意図的にこのようにしているのだろうが,どうも気に入らない。

まるっと報告

Archaeology 単語学習完了
計算上の語彙レベルが 9000語に達した。といっても,SVLの未消化単語数はさほど減っていない。どこかで Lv8 を集中的につぶす単語学習をした方がよい気がしてきたが,今のところモチベーションがそこまで高まっていない。
 
Sapiens :  A Brief History of Humankind 単語書出し中
長い書籍なので,書き出しつつ覚えつつ進めている。まだしばらくかかりそう。
 
Game Theory 読了
若干やってしまった感のあるセレクトであった。内容自体は興味深いのだが,いかんせん難しい。英語が分かっても,内容の理解が追い付かない。やむを得ず,「ゲーム理論」を紹介した日本語のサイトを読んで勉強しなくてはならないという,本末転倒な結果になってしまった。教養を深めるという意味では良かったのだが,英語の学習という観点からは無駄に時間を費やしてしまったような気がする。
 
瞬間英作文
読書+単語学習というサイクルに若干マンネリと苦しさを感じてきたため,挫折防止と気分転換を兼ねて,瞬間英作文に手を出してみた。森沢洋介氏による,最も基本的と言われる「どんどん~(青本)」を使用。共倒れにならないように気を付ける。
 
現状まとめ
 
書籍名
 
ページ数
積算ページ数
通読回数
1
Modern Japan
Christopher Goto-Jones
149
149
3
2
And THEN There Were NONE
317
466
3
3
Archaeology
Bahn, Paul G.
112
578
2
4
Sapiens :  A Brief History of Humankind
Yuval Noah Harari
480
1058
1
5
Norwegian Wood
Haruki Murakami
386
1444
1
6
Game Theory
Ken Binmore
174
1618
1
 
新しい本に手を出さず,しばらくは Sapiens :  A Brief History of Humankind の2度目読み(単語書き出し)に注力することにする。ボリュームがあるので,これを終えると語彙が結構増える予感。瞬間英作文はストレッチ体操の気分で,平易な英文で口慣らしを続けることにする。

進捗

Archaeology 単語書き出し完了
Lv7以下: 24,Lv8: 29,Lv9: 31,Lv10: 37,Lv11: 41,Lv12: 39,Lv13: 259,その他熟語など: 36

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頁数が少ないこともあり,書き出した語彙数は496語と,これまでよりは少なめであった。Lv13 が過半数を占めるのがこれまでにない特徴である。
SVL12000 の習得が進んで,相対的に Lv13 が増えたのであれば良いが,印象としては全般的に語彙レベルが高かったので,純粋に難しい用語が多かったのだろう。
計算上は,ここまで身につければ語彙力9000語レベルに到達しているはずだ。
 
最初読んだときに,「ちょっと思っていたのと違う」という感想を持ったが,2度読みして,その印象は強まった。この本は「考古学」という学問業界に対する Short Introduction なのだ。考古学によりもたらされた成果に対する入門ではない。マヤ文明について知りたければ,マヤ文明の入門書を読めということ。本のタイトルは何も間違っていない。読む私が勝手に思い違いをしていたのだ。とりあえず,この業界も結構ドロドロしてるんだなということは分かった。著者の性格が滲み出ているのか,結構辛口というか問題発言的な記述もある気がするが,それも含めて新しいタイプの英語に触れることができて良かったと思うことにしよう。
 
Norwegian Wood 読了
昔に一度読み,また原著の日本語でも読んでいたため,一気に読み終えることができた。しかし,改めて読み直してみると,この数か月で覚えた単語が至る所に出てきて,学習の成果を感じることができた。逆に言うと,過去に読んだときは,これらの単語を無視して読み進めていたことになる。今にして思えば,結構大切な個所のキーワードともいえる単語であっても読み飛ばしていたんだなぁと思う。読み飛ばしでもストーリーは追える(多読の原則)が,やはり単語の知識があると物語を深く読める。とはいえ,まだまだ知らない単語が多数あり,今回もこれらは読み飛ばしてしまった(類推できるものも多数あるが)。これらの単語についてもいずれ書き出して学習したい。
 
次の1冊
再び very short introduction シリーズからの1冊。本当は既読本の単語書き出しに集中したかったのだが,子供が風邪をこじらせ入院したため,病室で付き添い中の時間を利用して読むことにした。なんとなく,フィクションとノンフィクションを交互に読むという流れが定着してきた。ゲーム理論というのは,人が損得勘定のもとに行動するとどういった条件でどういった行動をとるのが合理的なのかということを考える学問分野。経済学への応用の他,政治から生物学にいたるまでゲーム理論の考え方が登場するらしい。物事の本質を見極めようとすると,抽象的な議論に傾き,それは数学や論理学の世界に進むことを意味する。ということでゲーム理論も数学的側面が強いのだが,本書では数学に頼らずにゲーム理論の初歩を教えてくれるらしい。
 
Game Theory
Ken Binmore 著 Oxford
ページ数:174頁,積算ページ数:1618頁

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読書継続

洋書5冊目は村上春樹氏の代表作のひとつ「ノルウェーの森」のJay Rubinによる英訳版。実は本書は10年近く前に一度読んでおり,もう一度読んでみたくなったので,本棚の奥底から引っ張り出してきた。原著(日本語)も読んでいるのだが,当時たまたま本屋で英語版を目にして,衝動的に購入したのを覚えている。意外とストーリーを見失わずに読めた(原著を読んでいるので当然だが)。これに気を良くし,村上春樹氏の他の作品の英訳版も買ったのだが,当時の英語熱は一瞬で覚め,これらは本棚の肥やしとなっている。そのうちこれらも読んでみよう。私は原著派と上で述べた。その意味では日本語版を読めばそれでいいではないかということになる。ただし,村上氏のように世界で読まれ,ノーベル賞候補にもなるような作家の場合,世界の人たちはこの作品をどのように読んでいるのだろうかというのが興味深い。その点は,英語版を読んでみた方が肌に感じやすいだろう。日本語を母語とするものだけの特権である。
 
Norwegian Wood
Haruki Murakami 著 VINTAGE
ページ数:386頁,積算ページ数:1444頁

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考察を少々

英語能力についての考察
英語に限らず,言語能力は「読む」「書く」「聞く」「話す」に分類することができる。自分が英語の勉強に力を入れ始めたそもそもの目的は「英語の小説が読みたい,雑誌や新聞も読みたい,字幕なしで映画を楽しみたい」だったので,その意味では「読む」「聞く」能力を高めればよい。しかし,言語能力というのはそこまで単純ではなくて,これら4つの能力が相関し合っている。例えば,英語で「話す」ためには,英語で考える能力を伸ばさなくてはならない。
 
仮に「読む」ときに,ついつい頭の中で日本語に翻訳してしまったり,いわゆる後ろ読みをしてしまうことがあるとすると,「話す」能力を高めることで,英語のまま読むことができるようになり,「読む」スピードが上がり,理解も深まるだろう。また「書く」ためには「読む」「聞く」以上に文法の知識がしっかりしていないといけない。「書く」トレーニングをすることで,正しい文法知識に基づく,深い読解力も身に付くだろう。つまり「小説を読む」ことが目的であっても,「読む」だけのトレーニングでは不十分だということだ。現在,語彙力増強を中心に行っている勉強法を,今後どのように発展させるべきか,考えてみる。
 
Reading
4つの英語能力の中で,語彙力と表現の理解力が最も 要求されるのは Reading であろう。書かれていることを正確に理解するためには,文法力も当然大切だが,文の構造が多少曖昧であっても,単語の意味が分かると,大体言いたいことがわかるので,語彙力は特に大切である。どのような語彙と文法を使って英語を書くかは,書き手に任されているため,読む立場からすると,どのような単語,表現,文法が出てきても対応できなくてはならない。その意味で,書物の精読で得られた語彙力は,他の3能力の土台となるだろう。単語は耳から覚えるという考え方もあると思うが,ネイティブではない日本人が,日本国内で学習するのであれば,まずは目で覚えるのが現実的ではないか。
 
Listening ではいちいち辞書を引くことはできないが,Reading であれば,辞書を引いてじっくり英文に向き合うことができる。Reading 能力を高めるには,ビッグ・ファット・キャット に書いてあるように,書物の精読と多読がなんといっても大切である。一方,本を読むことだけを考えれば,その正確な発音は知らなくても良いし,つづりがあやふやであっても問題ないため,知っている語彙であっても会話で使えないということもあり得る。従って Reading だけで全て事足りるということは絶対にない。基礎工事を終えたのに,家を建てずに放置するようなものだ。
 
Writing
日本語を母語とするからと言って,誰もがベストセラー小説を書けるわけではないように,英語を書くといったときに,何を書くかによって,求められる能力は変わる。小説執筆などは除外して,どの程度の作文能力が必要かと考えると,一般の人であれば,手紙,メール,日記やブログ程度の記述ができれば十分な言語能力だ。日常生活で日本語を書く機会を考えてみても,大体はこの範疇のレベルに収まる。そうは言っても,ブログで「自分の考えが正しく読み手に伝わるように,適切な文法で書く」には,それなりの能力が必要だ。会話では適当な「てにをは」も,作文するとなると,「私は」と「私が」では印象が変わるため,よく推敲しなくてはならない。推敲にはそれに見合った文法力と読解力が要求される。後は,趣味や職業に特有な表現などを身につけられれば完璧である。一般アメリカ人に,アパートの賃貸契約の契約書を(真っ白な状態から)書き上げろと言っても,普通は書けないはずだ。それは言語能力ではなく,契約書に関する専門知識がないからである。このような専門性の高いものは,ある程度フォーマットが決まっているのものが多いので,自分に必要なものに的を絞って身につければよい。例えば技術者なら,仕様書や作業指示書などが書けるように,その典型例を勉強しておくのは有用であると思われる。Writing は Reading と異なり,使う語彙を自分が選択できるため,一定レベルの語彙力があれば,たとえ最適な言葉が思い浮かばないとしても,代わりに優しい単語で説明調に書くことで対応できる。従って,Reading 程の語彙は要求されない。ただし,単語の正しい用法はきちんと押さえておく必要があるので,読書によって得られた受動的に活用できる単語を能動的に活用できる単語に格上げしていくことが求められる。Reading は語彙を量的に増やすのに対し,Writing は語彙の質的向上に効果的だ。チャット などの例外もあるが,一般に推敲が可能であるから,Speaking に求められる程の瞬発力は必須ではない。
 
Listening
Reading と同様,どのような語彙で何を話すかは話し手に委ねられているので,聞き手は何が来ても対応できるだけの能力が求められる。とは言え,求められる語彙力は Reading や Writing に比べれば低い。一方,情報取り込みの時間当たりの効率が最も良いのは Listening である。知らない単語は聞き取れないという原則を考えると,語彙力を高めるのが大切であるのはもちろんだが,知っている単語でも聞き取れないことがあるのが大きな問題である。特に日本語と英語の発音の違いから,日本人は Listening が苦手である。会話表現に特有の言い回し,特徴的な発音などを地道にトレーニングするしかないだろう。
 
Speaking
4つの能力の中では,語彙と文法に対する要求は最も低い。そもそも会話中でつかわれる語彙は,読解に必要な語彙力ほど高くないだろうし,いい表現が出てこない場合でも,簡単な言葉に置き換えることで対応できる。
文法も,日常会話程度を想定するのであれば,正確さについて,ある程度は融通がきく。仮に文法的に適切ではない単語の羅列でも,こちらの言いたいことが伝われば,コミュニケーションとしては成立している。もちろん,この場合,意思疎通の程度は限られるため,文法力を鍛えて,言いたいことが正しく相手に伝わる方が望ましいのは言うまでもない。会話中に辞書を引くことはできないので,英語で考えて,それを(ある程度)正しい発音で発信する瞬発力は必要だ。また,他の3能力と比べて,独学がしにくいのも特徴である。紙で書けば絶対に間違えないような文法事項も,口から出そうとするとぐちゃぐちゃになり,絶対知っているはずの単語であっても,必要な時に瞬発的に出てこない。'Did you had ... ?' とか 'He have ...' なんてつい言ってしまいそうだ。そう考えると,語彙力,文法力の「頭を使った」学習は Reading と Writing で行い,Speaking に関しては,それらの土台を元に,瞬発力を鍛える(=ある程度パターン化した英文を,口からすらすら出るまで練習を繰り返す)ことに注力するのが良いのではないだろうか。
 
今後の方針
精読と単語トレーニングにより,Reading 能力が少しずつではあるが向上しているのは実感できている。語学にゴールというのは無いのだろうが,とりあえずは最初に定めた,SVL12000 を受動的単語としてマスターするレベルに達するまで語彙力を鍛えるのが最優先。それまでは地道に精読,単語トレーニングを繰り返す。その他の能力は,この語彙力をベースに鍛えることにする。表現力,読解力を意識して文法力を向上させるのであれば,「English Grammar in Use」が有名だ。Speaking であれば「瞬間英作文」というのが自分の考え方に合っている気がする。映画を字幕なしで見るためには,どこかでListening 力の向上にも手を出さないといけないが,具体的なやり方はまだ考えが煮詰まらない。詳細は SVL12000 解脱をしてから考えることにする。

色々終了報告

Lv7 終了
なんとか Lv7 までの単語を一通り覚えた。Lv7 は「表現力を豊かにする英単語」というキャッチフレーズ。これで中級までをコンプリートした。これから先は上級に分類されている。Lv6 までは基礎を固めるとか,問題を解くといった目的のための英語という感じであったが,ここにきて実用,しかも英語を楽しむという分類の入り口に到達できたのはうれしい。予定より遅れてしまったのは仕方ない。大切なのは速度ではなく継続であると自分に言い聞かせ,先へ進むことにする。今は Archaeology の単語書き出し中。
 
Sapiens :  A Brief History of Humankind 読了
通読した。これぞ「知」という感じ。ベストセラーになるのもうなずける。
今まで漠然と描いていた自分の世界観に,新しい「気付き」を与えてくれる1冊である。個人的見解ではあるが,本は翻訳ではなく,原著で読むに限ると考えている。どうしても翻訳本は言語や文化の差異を埋めるための無理が生じるし,翻訳者の(時に勝手な)考えや思いが翻訳に埋め込まれてしまうこともある。そもそも翻訳者にも腕の良し悪しがあって,後者の場合は優れた原著が台無しになることすらある。著者の息遣いがストレートに伝わってくるのは原著だ。だから語学を勉強する。本書の原著はヘブライ語で書かれているらしい。いくら原著派と言っても,残念ながらヘブライ語を読むことは今の自分にはできない。しかし,今回読んだ英訳版は,著者本人が英訳に関わっているということなので,英訳によって著者の考えが間違って訳されてしまうような危険は最小限にとどまるだろう。少なくとも日本語翻訳版よりは低リスクなはずだ(日本語版はヘブライ語を日本語に訳したものではなく,英語版を訳したものらしい。つまり翻訳というプロセスを2回経ていることになる)。
 
And THEN There Were NONE 3度目読了
書き出した単語を一通り覚えた後,3度目読みを行った。これからは,各回の読み方をより明瞭にしようと思う。
1回目は(内容が追える程度に,できるだけ辞書を使わず)一通り読み通す。これは英語を行(線)で読んでいくイメージ。
2回目は,これまで行ってきたとおり,単語を調べつつ精読。英語を点で読む。
3回目は,単語を身に付けたうえで,速読を目指す。面で読むイメージ。
 
語彙力がしっかりしていないと,面で読むのは厳しい。面よみ(ななめ読み)をトレーニングすると,個々の単語ではなく,意味をなす塊ごとに英語を捉えることができるのではないかと期待している。では,どの程度のスピードが良いか。ネイティブは 300 words/min (wpm) くらいの速度が出せるらしい。ノンネイティブとしての目標値は 250 wpm と書いてある(http://eigo-kochi-training.com/sokudokunitsuite.html)。And THEN There Were NONE は総語数が 45,000 なので,250 wpm で集中して読むと3時間で読み終えることになる。日本語でも,小説1冊を3時間で読み終えるような速読派ではないので,もう少し遅くてもいいだろう。毎分1ページならまだ現実的である。この場合,317頁あるので5.3時間。wpm に直すと,150 wpm 程度。こんなもんだろう。これまで読んだ他の書籍について,毎分1ページで読むと仮定すると,Modern Japan と Sapiens で共に 300 wpm くらい。Archaeology でも 290 wpm 程度。これだとネイティブクラスだ。ノンネイティブとしては,一般的な書籍を1ページ1~2分で読めれば上出来だと思われる。
 
面倒を避けるため,今後は総語数ではなく,総ページ数だけで考えることにする。そもそも,総語数の算出がかなりいい加減だった。計算のし易さも考え,今後は書籍に関わらず1ページ250語とみなすことにする。4000頁 で100万語ということ。そのぐらいの適当さで誰も困らない。今のところ読んだ総ページ数は1058頁。多読のサイトを見ると,同じ本を複数回読んだ場合は重複してカウントしてよいと書いてあるので,それであればもっと増える。3度読みを前提とするならば,5,6冊読むと年間100万語をクリアできる。所詮自己ルールなのでどうでも良いわけであるが,自分は重複無しのページ数で記録を残すことにする。
 
一応,新ルールでこれまでの読書記録をまとめると,以下の通り
                                                                                                           頁数/積算頁数
1. Modern Japan                                         Christopher Goto-Jones     149 /  149
2. And THEN There Were NONE               Agatha Christie                   317 /  466
3. Archaeology                                           Bahn, Paul G.                      112 /  578
4. Sapiens : A Brief History of Humankind Yuval Noah Harari               480 /1058