harpaKatzeの英語勉強ブログ

英語の小説が読みたい,雑誌や新聞も読みたい,字幕なしで映画とか楽しみたい...

SVL Lv6 まで完了

勉強の経過

Lv6 までの単語を一通り覚えた。Lv6は「検定試験に挑戦する英単語」という分類。大学入試以上,実用未満ということだろうか。約1ヶ月半で,Lv2~6 の抜けていた540語を新たに覚えたわけだが,これだけの語彙数を多読によって身に付けるとすると,相当時間がかかるだろう。ただし,単語帳による速習は,忘却速度が速い可能性が高い。そこで,記憶の定着のために「究極の英単語 Vol. 2 (アルク)」を購入。
 
初めからこれを買えば良いのでは,と思わなくもないが,経験上,単語帳で覚えるのは挫折する。単語帳は単語を覚えてから開くのが正しいはずだ。このVol. 2は Lv4~6 に対応している。Vol. 1 から順番に学習することが望ましいと書いてあるが,今は覚えたての Lv6 定着が目的なので,Vol. 2から始める。正しい発音を確認するために,合わせて音声教材も購入した(こちらは Lv1~12 の全部入り)。移動時間を利用して復習+リスニングトレーニングを行うことにする。
 
暗記カードアプリとして,これまで anki pocket(東京書籍)を使ってきたが,単語数が増えると復習に費やす時間が長くなる問題がある。調べたところ,Ankiというアプリ(というよりシステム,https://apps.ankiweb.net/)が人気のようだ。
 
anki pocket との決定的な違いは,なにやら高度な学習理論を使って,少ない復習カード数で,最大限の記憶の保持ができるのだそうだ。パソコンでカードを作って,webにアップすると,スマホアプリで同期されて学習できる。Excelデータを取り込めるので,これまでに作ったリストを簡単に移行することができた。anki pocketに見られた発音記号の文字化けや,登録カード数,文字数の制限もなさそう。デフォルトでは,その日新規に学習するカードが20枚,復習するカードが100枚に設定されている。しばらくはこれでやってみる。

多読についての考察

多読による英語習得

多読で英語力をつけるという学習法も人気があるようだ。多読の基本方針は,その人にとって,少しだけ知らない単語を含むレベルの本を(辞書を使わずに)どんどん読み続けることらしい。第一目標は100万語だとか。(読める英語を)読む速度を上げるには恐らく役立つだろう。モチベーションを維持しやすい利点もある。
 
しかし,読めない英語(知らない単語)がどんどん読めるようになるだろうか。少ない時間で効率的にレベルアップするには,学習の初期段階では,積極的に語彙力を増やしていく方が得策と思われる。また,多読は楽しみながら読むのがポイントで,ストーリーが気に入らなければ読むのをやめて,次の本に移るのも大事とのこと。絵本や児童文学のような,ストーリーが単純明快で語彙数も限られたものからスタートするのが定石らしい。ネイティブの子供が言葉を習得する過程を追うがごとく,英語を身に付けるという理屈だろう。
 
児童文学に興味があればよいが,個人的にはあまり魅力を感じていない。
 
多少難しくても「じっくり読みたい = 内容的に3回読む価値がある」本を選び,単語を調べ,3度読みする方が自分には向いていそうだ。費用も少なくて済む。語彙数が増えてくれば,調べる手間は軽減するだろう。ただし,100万語読むというのは,分かりやすい目標値ではある。

実力チェック

センター試験

2017年のセンター試験(英語筆記)をやってみた。4箇所ミス(内,文法3問)して184/200点。長文はすらすら読めた。last に「長く続く」という自動詞としての意味があることを失念していた。その他,文法問題でミス。昔覚えたはずのものでも,記憶から抜けている。
 
自動詞の last
Queen Victoria's reign lasted until 1901.
 
自動詞の turn
The leaves in my neighborhood have recently turned yellow.
・The milk turned sour.
・The leaves are turning.
 
How come の用法
Oh, how come you are leaving earlier than usual?
How come は why と同じ意味だが,前者の場合,後には平叙文がつづく。
何故なら,もともとは How does it come about that you are leaving ... だったのが,色々省略されてできた表現だから。
 
センター英語の必要語彙数は4000語程度らしい(英検2級と同程度)。不完全ながらも,このレベルの語彙力には達していることを改めて確認できた。

語彙力判定

自分は何語知っているのか?

Test your vocab というweb上で語彙力を判定してくれるテストをやってみた。結果は7860語。これはネイティブ6才の中間値レベル。ネイティブ成人がこのテストを受けると,だいたい20000~35000語になるらしい。成人の中間値で約30000語。ネイティブ大卒35000語以上という先日の考察はなかなか的を射ていたようだ。

洋書その1

読む本の記念すべき1冊目を決めた

Oxford University Press の A Very Short Introduction シリーズより,
Modern Japan
Christopher Goto-Jones 著
総ページ数:149頁,概算単語数:45000 words

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なぜこれにしたかというと,司馬遼太郎の「坂の上の雲」を読んでいて,日本近現代史を見直してみたくなったから。日本の歴史なので,単語力の低さを予備知識にてカバーできるのではないかという期待もある。
 
SVL12000に出てこない単語は,とりあえず Lv13 と分類することにする。Lv7までの単語力養成と,洋書読み。 以上,2つを並行して進める。

単語は何語必要か

語彙数に関する考察

大卒レベルの日本語の語彙数は35000語~程度らしい。幾つかのサイトで,自分の日本語の語彙数を測ってみると,たしかに大体その位の値になった。言語による差があるとはいえ,35000語以上で運用している日本語に対して,7000語以下の英単語数では話にならない。
 
広辞苑の収録語数が24万語なので,日本語の語彙数35000語は,広辞苑ベースで約15%。ジーニアス英和辞典(第五版)の収録語数は10万5千くらい。学習用辞典なので広辞苑と単純比較はできないが,仮にその15%だとすると約15000語。Concise Oxford English Dictionary などは収録数24万語で広辞苑と互角だ。やっぱり大卒ネイティブは35000語以上知ってそう。
 
学習者としては15000語が一つの到達点と考えた。
 
まずは SVL12000 を身につけるのが当面の目標。それでも5000語以上覚えなくてはいけない。
 
方針
Lv1-7 までの 1095語は単語帳方式で愚直に覚えることにする。ここまでが SVL12000 の中級レベル。例えば,
 
 :《軍事》降伏する,〔命令や強制により〕~を明け渡す、~の所有権を放棄する
 :surrender [səréndər] / He was arrested and his passport was surrendered. 彼は逮捕されパスポートは没収された。
 
という感じで作る。実際にはExcelで表をつくり,anki pocket(東京書籍)という暗記カードアプリに取り込んで学習する。例文などは主に 英辞郎 on the WEB から拝借。
 
Lv8 以降は,読みたい洋書を読みつつ,出てきた単語を都度リストアップして覚える。方針としては多読ではなく精読。具体的には3度読みする。1度目は流し読み,2度目は少し遅れて単語調べて精読。3度目は単語覚えながら確認読み。これでやってみる。

英語を勉強しよう(決意)

2016年12月某日

英語の小説が読みたい,雑誌や新聞も読みたい,字幕なしで映画とか楽しみたい,とふと考えるようになった。仕事柄,技術的な英語には触れる機会が多いので,自分は英語「入門者」ではないはずだ。
 
しかし,これまで小説や時事英語にはほとんど触れてこなかった。映画も,字幕なしでは楽しめない。ということで,一念発起して,英語の勉強をすることにした。来年から始めようなどと思っていては永久に始められない。今やろう。
 
勉強を始めると,色々な角度から自分の英語力や,英語のあれこれを考えてみたくなった。頭を整理するために,ブログを書くことにした。
 

まずは現状を把握しなくてはならない

遠い昔,高校卒業直後に合格した英検2級の実力は,維持されているだろうか。
 
アルクが公表している SVL12000 の中から,確実に知っている単語を除いた「知らない単語」をリストアップした。レベル1(Lv1)から Lv12 まで1000語区切りで分けられており,段々と難易度が上がるようになっている。様々な視点から,これが日本人が優先的に知っておくべき 12000語と決められたものらしい。
 
知らない単語数の集計
Lv1 :     0, Lv2 :   10, Lv3   :   40, Lv4   :   81, Lv5   :   63, Lv6 : 346, Lv7   : 555
(Lv1 - 5 の小計:1095語)
Lv8 : 686, Lv9 : 762, Lv10 : 838, Lv11 : 942, Lv12 : 944
 
知らない単語の総数は5267語だった(知っている語は 12000 ー 5267 = 6733 語)。
 
これを見ると,Lv5 まではほぼ知っている単語で,Lv6 あたりから怪しくなる。Lv8 以上は,ほとんど知らないレベルだ。Lv5は「大学受験前に覚える英単語」という分類なので,語彙数が受験レベルで止まっていることが分かる。実感としても,現状このレベルで間違いないだろう。むしろ,このレベルを維持できているのは,ありがたい。日常,技術英語に触れているおかげだろう。